収蔵庫・壱號館

日本の20世紀をメインとした建築画像の保管庫
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進修館
          
       1980年,埼玉県南埼玉郡宮代町,TeamZoo 象設計集団,現存(撮影:1981年)

 都市近郊のミニ開発住宅地とも小農家の点在する農地ともつかないありふれた風景。以前の私はこの沿線に住み電車通学し、車窓の光景に飽き飽きしていたのだが、この地域コミュニティーセンターに行き新鮮な気持ちを取り戻した。同時に、初めて建築家の仕事を見た思いで、微妙に反省・・。

 特異な姿が目を惹くけれども、どこからでも近寄れて、居心地の良い場所が見つけられる。強い形態が完結することもなく重なり合う。こうした打ち放しコンクリートの物体が与えられれば、あとは無数の空間の襞に対して、やって来る我々の発見が待ち受けられるだけ、とでも表現しようか。
 こういう場所は、感性豊かな若者にはすぐに見つかってしまう。最近はコスプレのメッカだとか。併設されていた議場の尖がった椅子には、長い髭を生やした偉い議員さんが座ったら似合ったかも。
 しかし、その地域だけの特性を見つけ出し、形を得て、場を作り出すことは、私がこうして気楽に言うほど簡単なことではないはず。地域に溶け込んだ地道な営みの中では、設計に参加する人の生き様も反映する。見下ろすような建築家の視線では、見えるものが見えなくなる。また一方で、専門的な力も周到に発揮しなければならない。
 こうして出来た「生きた建築」は、喩えて言うだけではなく、文字通り葡萄の蔦の成長で変貌し、さらに最近では、半円だった中庭が円形に成長したとのこと。
      
| 1980年− | 18:32 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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