収蔵庫・壱號館

日本の20世紀をメインとした建築画像の保管庫
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旧・森田製薬回効散本舗

      
1928年,東京都中央区,設計者不詳,非現存(撮影:2006年)

 市井の実業家の夢の跡とおぼしき堂々たる構えに出くわした。条件反射的にシャッターを切ったとき、巷の建物が私に訴えかけてきたものは何だったのだろう。

 往時の、得意満面のオーナーと、お抱え設計士の自信たっぷりの笑みが目に浮かぶ。
 不燃・耐震の象徴鉄筋コンクリートの威容、そしてきらびやかな装飾タイルで威厳と格式とを十分に発揮した様式建築術。これらそもそも西欧伝来という「新味」をしっかり取り入れて、商売の未来を我が物にする―これぞ日本が追い求める「モダン」、と。
 ついでに言いたげなのは、当時のお抱え設計士。「最近新興建築家が追いかけ始めたコルビュジエ風の猿真似なんぞは、モダンどころか浮き草的な流行りに過ぎないね・・・・!?」、と。

| 1920年− | 22:58 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
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| - | 22:58 | - | - | pookmark |
コメント
はじめまして。
回効散本舗創業者の孫です。
今回、創業者の祖父「森田米治」の事を「ウィキペディア」に書いてみました。
ご高覧いただけば幸甚です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E7%94%B0%E7%B1%B3%E6%B2%BB
| ヒーリングタイム | 2018/02/01 10:39 AM |
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