収蔵庫・壱號館

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埼玉社会保険病院(旧・社会保険埼玉中央病院)
       
1968年,1970年,埼玉県さいたま市,山田守建築事務所,現存(撮影:2011年)

          
 いつも京浜東北線で北浦和付近を通り過ぎるたびに気になっていたのだが、ついこの間のこと、ちょっと時間が空いたので下車してその曲面に彩られた建物を見に行った。
 全国のあちらこちらに点在する山田守設計の病院や学校は、一目でわかるほど共通した要素をいくつか備えかつ個性的なのだが、この埼玉社会保険病院北館の場合もそうした一連の病院建築と同様である。違うことと言えば、この建物は山田守が1966年に世を去った後に完成した建物ということである。後を継いだ設計者たちの手によって、山田の好み通りに曲面のある階段室やペントハウス、それに円形ガラスブロックなどが取り入れられていったようだ。
 設計事務所を開設した初代建築家の個性が次の世代に引き継がれた例はあまり聞かないだけに、ある意味で珍しい建物なのかもしれない。さらに言えば分離派的なるものの残影がこうした形で'60年代末まで密かに生き長らえていた、そんな見方もあるだろうか。
 北浦和で寄り道をして、このような妙な感慨に襲われたのであるが、そのような建物であっても40年の時を経たということで、建て替え計画が発表されていた。




           

 
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