収蔵庫・壱號館

日本の20世紀をメインとした建築画像の保管庫
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万国橋ビル


1928年,横浜市中区,設計者不詳,非現存(撮影:2012年10月)

 海岸近くの横浜の北仲通地区では再開発が進行中であり、万国橋ビルのような歴史を感じさせる建物についてもその扱いが検討されていた。しかしここへ来て解体されるとの情報を得るに及び、しかも残された時間もないようなので急きょ出掛けてみることに。10月末のことであった。
 訪れてからほどなくして囲いで覆われたらしく、上には「解体中」と記したもののどうなっていることか・・・ 

     

 その名が示すように万国橋のたもとに建つこの戦前に建てられたオフィスビルは、ことさら際立ったデザインをまとっているわけではないけれど、その端整な外観は、古き良き横浜の街並みの雰囲気を想像させるのに十分な風格と情感とを備えているように思う。
 建物は道路面よりさらに下のレベルまである。橋から見下ろすと、最下層部の荷揚げ口と思しきものが古い石垣の護岸に接しており、つまり船から建物にアプローチも可能だったように見える。

 建物の竣工は1928(昭和3)年とのことなので、現在ある万国橋(昭和15年建立)よりも古い。当初はもっと違った風景が広がっていたそうである。        

        

 エントランスには品よく控え目にアールデコ調の装飾が施されていた。外装は、下の写真に見られるような剥落痕からして、タイル貼りの外壁であったようである。

 






 

| 1920年− | 21:38 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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