収蔵庫・壱號館

日本の20世紀をメインとした建築画像の保管庫
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国立京都国際会館

1966年,京都府京都市左京区,大谷幸夫 沖種郎,現存(撮影:2008年)

 つい先日(5/10-11)、年に一度のDOCOMOMO Japanの総会が京都で開催された。京都にはモダニズム建築だけをとってみても秀作がよく残る。見学会を織り交ぜたスケジュールが組まれたので、一会員の私にとっては普段見られない建築に直に接することも叶うとあって、嬉しくも充実した数日間を過ごすことができた。この日程以外のも含めて、出会った様々な建築画像を追々掲載していきたい。
 また総会の新しい企画として、テクノロジーに関する研究発表会がここ京都国際会館で開催された。これまで国際会議などとは全く縁のない私であったが、研究発表を拝聴しつつ初めて大谷幸夫のこの建物をつぶさに見ることができた。

 まず、やっぱり建物の巨大さに圧倒され、さらにこれだけの規模でも大味にならず、逆にくどい位濃密なデザインに圧倒された。特徴ある傾斜した構造フレームの連続体は、様々な要素が交錯する内部空間に統一感と変化とを与えることに多分に寄与しているようだ。
 ここでは国際会議場という性格から求められる「日本らしさ」を、伝統性を打ち出しながらも表面的な和の模倣を回避しつつ堂々と打ち出している。

 今、もしも我々に日本らしさを表現せよという課題が与えられたなら、これだけ堂々と回答できるだろうか。今日でもさらに難しい課題なのかもしれない。こう思いつつ、コンペで敗れた菊竹案の方も並べて建てて見てみたいと、途方も無いことが思い浮かんでしまう。

 B・タウトの薫陶を受け日本の家具工芸のモダニズムを開拓した剣持勇の家具デザインも、たっぷり堪能した。確かに彼のヤクルトの容器に似た作品もあった。




      










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